更新日:2024年4月25日
友達や知人が引っ越しした場合、「引越し祝い」を贈るのがマナーです。一方、「何を贈れば良いの?」「相場がわからない……」と、お祝い選びで悩む方が少なくありません。そこで今回は、引越し祝いの相場や基礎知識、知っておきたいマナーを解説します。おすすめのギフトもご紹介しますので、ぜひお役立てください。
- 引っ越し祝いとは?基本的なマナーも解説
- 喜ばれる引越し祝いを選ぶポイント
- 引越し祝いの相場とは?関係性別で解説
- 引越し祝いのおすすめのギフト5選
- まとめ
引っ越し祝いとは?基本的なマナーも解説
ここでは、引っ越し祝いの特徴やマナー、熨斗に関する基礎知識を解説します。相手に失礼がないよう、お祝いは正しい知識を身につけてから選びましょう。
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引越し祝いとは?
引越し祝いとは、身内・友人・知人が中古の一戸建てまたはマンションを購入し、入居する際に渡すお祝いをいいます。 たびたび「新築祝い」や「餞別(せんべつ)」と混同されますが、これらは別物です。
以下、引っ越しに関連するお祝いの定義をまとめました。
- 引越し祝い:「中古」の一戸建てマンションに入居・引っ越しする場合
- 新築祝い:「新築」の一戸建てマンションを入居・引っ越しする場合
- 餞別:「賃貸マンションやアパート」に入居・引っ越しする場合
- 栄転・昇進祝い:栄転または昇進にともない転勤する場合
まず注目したいのは、新築祝いと餞別です。新築祝いはあくまでも、新築の一戸建てまたはマンションを購入・入居・引っ越した場合に当てはまります。仮に入居先が、中古の一戸建てやマンションであれば引越し祝いとなる形です。
また、賃貸住宅への入居・引っ越しは餞別となります。引越し祝いとも、新築祝いとも扱いが異なるため注意してください。
栄転・昇進祝いは、職場の上司や同僚が栄転また昇進し、それにともない転勤する際に贈るお祝いです。栄転とは、昇進にあわせて「花形部署」などに異動することを指します。転勤をともなう場合が多いため、お世話になった気持ちを込め、転勤前にお祝いを贈るのが一般的です。
昇進祝いについても考え方は同じです。昇進にあわせて転勤する場合、同様にお祝いを贈ります。ただ、栄転・昇進祝いについては、入居先が新築・中古・賃貸であるか否かは問いません。余談ですが、経営者や個人事業主がオフィスを移転する場合は「移転祝い」、新しくオフィスを構えるなら「開業祝い」といいます。ビジネスシーンで贈る機会があるため、頭の片隅に置いておきましょう。
このように、引っ越しに関連するお祝いは複数あります。それぞれ適切な表書きが異なるため、「引越し祝いには○○」「新築祝いには○○」と判断できるよう、定義や特徴を理解しておくことが大切です。
引越し祝いを贈るタイミング
引っ越し祝いを贈るベストタイミングは、相手が荷造りを始める前とされます。目安としては、引っ越しの1ヶ月~1ヶ月半に贈ると良いでしょう。慌ただしくなる前に渡すことで、相手に時間を取らせず、負担になりません。
万が一渡すタイミングを逃したら、入居の「1~2週間後」または「1~2ヶ月以内」に贈るのがマナーです。入居直後は荷ほどきや新生活の準備で忙しい頃です。最低でも入居後1週間は期間を空けたいところです。依然、慌ただしい状況にあるならば、1~2ヶ月以内に渡せば問題ありません。
新居のお披露目会などがある場合、当日にお祝いを持参すると良いでしょう。相手に招待される形となるため、仮に入居から1週間以内であっても失礼にはあたりません。少し大きめの観葉植物など、持参が難しいギフトの場合、お披露目会の前日までに郵送するのがおすすめです。
引越し祝いの熨斗に関するマナー
引っ越しのお祝いにかける熨斗には、「表書き」「水引」「名入れ」の3点に決まり事があります。
- 表書き:御引越御祝・御新居御祝・御祝など
- 水引:紅白かつ蝶結びのものを
- 名入れ:名字またはフルネーム(連名でも良い)
表書きは御引越御祝・御新居御祝・御祝が定番です。誤って「御祝新築」と書く方がいますが、これは新築祝いで使用するため適切ではありません。また、水引は紅白で蝶結びのものを選びます。「何度でも結べる」「何度あってもめでたい」ことを意味するため、引越し祝いにおける熨斗の水引には、蝶結びを選ぶのがマナーです。
名入れについては、自身の名字またはフルネームを書きます。友人や同僚と一緒に贈る場合、連名を綴っても問題ありません。文字がハッキリと見えるよう、色の濃い墨や筆ペンで書きましょう。
喜ばれる引越し祝いを選ぶポイント
ここでは、相手に喜ばれる引越し祝いを選ぶポイントを解説します。「引越し祝いに相応しいもの」「相応しくないもの」の種類や基準を把握しましょう。
引越し祝いに相応しいもの
引っ越し祝いには、入居後の新生活で使えるキッチン用品や生活雑貨が喜ばれます。相手との関係性によるものの、実用的かつ日常で消費するものがおすすめです。最近では在宅時間の増加にともない、お取り寄せグルメセットなども人気があります。
また、引越し祝いにおいては現金・金券を贈っても失礼にあたりません。身内などの近しい間柄、自身と対等あるいは年下の相手には、現金を贈るケースも増えています。ただし、自分より目上の人物に現金・金券を贈るのは避けましょう。一般的には、失礼な行為とされます。
引越し祝いに相応しくないもの
引越し祝いに相応しくないものは、次の通りです。
- 火や火事を連想させるもの(赤色の品もNG)
- スリッパやマットなどの敷物・履物
- 縁起が悪いとされる贈り物全般(ハンカチなど)
上記3つの特徴を覚えておけば間違いないでしょう。まず、住まいが関係するお祝いにおいて、火・火事を連想させる贈り物はNGです。アロマキャンドルを筆頭に、赤色の食器なども避けてください。
敷物・履物の贈り物は「相手を踏み台にする」「踏みつける」といった意味があります。当然ながら、引越し祝いにおいては不適切です。なお、「手切れ」を意味するハンカチは、あらゆるお祝いにおいて縁起が悪いとされます。同様に避けてください。
判断が難しいのは、観葉植物です。人によっては喜んでもらえますが、新居のインテリアとの兼ね合いがあるほか、「もらい物だから枯らしていけない」とプレッシャーを与える可能性があります。観葉植物を贈る場合、事前に相談した方が無難です。
引越し祝いの相場とは?関係性別で解説
ここでは、引っ越し祝いの平均相場を関係性別で解説します。正しい相場を理解した上で、相手に心から喜ばれる贈り物を選びましょう。
引越し祝いの平均相場
引っ越し祝いにおける相場の目安は、次の通りです。
- 上司・部下に贈る場合:5,000~10,000円
- 友人・同僚に贈る場合:5,000~10,000円
- 親戚に贈る場合:3,0000~50,000円
- 兄弟・姉妹に贈る場合:3,0000~50,000円
- 両親に贈る場合:50,000~100,000円
全体の平均を見ると、5,000~10,000円が目安となります。いずれも配慮したいのは、「高価すぎず、安すぎないもの」を選ぶことです。
たとえば、友人・同僚に贈る引越し祝いの平均相場は5,000~10,000円です。仮に30,000円の品を用意した場合、相手に気を遣わせてしまう可能性が高いでしょう。また、高価な品をもらった分だけお返しの負担も大きくなります。ケースバイケースではあるものの、相場を意識したギフト選びが重要なのは間違いありません。
引越し祝いのおすすめのギフト5選
ここでは、引っ越し祝いにおすすめのギフト5選をご紹介します。予算内で相手に喜んでもらえるギフトを探してみましょう。
タオルギフト
もらって困らない定番ギフトといえば、タオルセットです。5000~10,000円の予算があれば、プレミアムな国産タオルのセットを購入することができます。とりわけ高級なタオルは、自分ではなかなか買わないものですし、比較的低予算で用意できるのも魅力です。
ブリザーブドフラワー
生花に特殊加工を施したフラワーギフトです。見た目や質感は生花と変わりませんが、基本的に枯れることがありません。5000~10,000円の予算で購入でき、造花よりも美しく、プレゼントに最適です。ブリザーブフラワーだけでは物足りなく感じたら、お祝いの気持ちを込めたメッセージカードを添えると喜ばれるでしょう。
カトラリーセット
ブランド物のカトラリーセットは、上質な食器がセットになっており、相手の家族構成や人数に応じて選べるのがポイントです。ただし、ナイフの入ったセットは避けましょう。気にする人は少ないものの、刃物の贈り物には「縁を切る・絶つ」といった意味があります。セット内容をしっかりと確認することが大切です。
お取り寄せグルメセット
在宅時間が増えた今、自宅でプチ贅沢を楽しめるお取り寄せグルメセットが人気です。いわゆる「消え物」であり、予算的にも負担が少ないのが魅力。お酒好きの相手には、地酒・地ビールのギフトセットなどもおすすめです。
日頃から相手の好き嫌いを把握していれば、贈り物選びも容易です。事前に食べ物の好みを聞いておくと間違いないでしょう。
名入れ時計
引っ越し祝いにもっともおすすめのギフトが名入れ時計です。相手の氏名や入居日、フリーメッセージを自由に入れられる名入れ時計は、記念品として贈り物に最適。おすすめは老舗時計メーカーのオリジナルブランド「MAG」の名入れ時計です。
引越し祝いの場合、入居直後は生活に大型家具や家電、実用雑貨などの荷ほどき、購入に目を向けがちです。日常生活に必要なものだからこそ、最優先で考えるのは当然のことでしょう。しかし、いざ新生活の準備が終わると「時計がない」と慌てるケースが散見されます。
そのため、名入れ時計をプレゼントすると、大変喜ばれます。事実、時計は日常生活に欠かない一方、買い忘れが多いアイテムだからです。もらって困るギフトでもないため、お祝い選びで迷ったときは、MAGの名入れ時計を検討してみましょう。
まとめ
引っ越し祝いの相場は5,000~10,000円が目安です。ただ、相手との関係性によって適切な予算は変わります。高価すぎず、安すぎず、相手に失礼のない品物を選びたいところです。おすすめはもちろん名入れ時計。MAGの場合、予算10,000~20,000円でオリジナル置き時計・掛け時計を注文できます。特別感のある贈り物をしたい方は、ぜひMAGの公式サイトをご覧ください。
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