更新日:2024年4月26日
夏場の熱中症予防、また秋から冬にかけては風邪やインフルエンザの予防のためにも、お部屋に温湿度計があると便利ですよね。
温湿度計は単体でも販売されていますが、今回は、温度・湿度を時刻ともにデジタルで表示する「環境表示機能付き時計」を紹介します。
温湿度計と一体化したコンパクトな時計は、ワンルームのお部屋や寝室の枕元など狭いスペースでも場所を取らず、現在時刻と室内環境が一度に確認できてとても便利です。
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熱中症やインフルエンザを予防するには
夏場の熱中症は、運動中の屋外だけではなく、室内や夜間でも起こることが知られています。
環境省では熱中症の危険度を判断する指数を「暑さ指数(WBGT)」としてインターネットで随時情報提供しています。
指数を計算するときの割合が「気温1:湿度7:輻射熱(建物や人が発する熱)2」という割合になっていることからも分かるように、熱中症には湿度が大きく影響しているのです。
一方、冬場のインフルエンザを予防するためには、室内を「気温20度以上/湿度50~60%」に保つのがよいとされています。
乾燥した空気の中では、鼻・のど・気管など気道の防御機能が低下してウイルスが増殖しやすい環境になってしまうため、加湿器などを利用した適切な湿度管理が必要です。
室内の温度と湿度は常に把握しておきたいですね。
温度と湿度の関係、ベストなバランスは?
現在、日本で使われている温度の基準は「摂氏」だけですが、湿度の方は「絶対湿度」と「相対湿度」の2種類があります。
天気予報などで使われ、私たちになじみが深いのは「相対湿度」の方。
同じ1立方メートルの空気でも、その中に含むことができる蒸気(水)の量は、温度によって異なります。
- 気温10℃のとき…最大9.4g
- 気温20℃のとき…最大17.2g
- 気温30℃のとき…最大30.4g
「これ以上はもう含むことができない」となったときの蒸気の量を「飽和蒸気量」といいますが、その状態を100%として、現在の蒸気の量をパーセンテージで表したものが「相対湿度」です。
外気温との差や服装などによっても異なりますが、夏場と冬場、それぞれ快適に過ごせる室内の温度と湿度は、
- 夏場…温度25~28℃/湿度55~65%
- 冬場…温度18~22℃/湿度45~60%
とされています。
気温も湿度も低い冬は部屋を加湿して湿度を上げるとより暖かく感じられ、反対に気温・湿度ともに高い夏は、エアコンのドライ運転などを利用して湿度を下げると、同じ室温でもより涼しく感じられます。
そして上記のことから、夏と冬では数値上は同じ湿度でも、冬には喉や鼻が乾燥したりインフルエンザに感染しやすい環境になったりしている可能性があります。
そのため、単に室内の温度と湿度を表示するだけでなく、温度・湿度のバランスから「熱中症に注意」「インフルエンザに注意」「乾燥に注意」などの室内環境が一目で分かるような温度・湿度計が便利です。
温度・湿度のわかる電波時計のおすすめ
いつも正確な時間が分かる電波時計に、温湿度計の機能がついたおすすめの製品を紹介します。
デジタル表示で現在時刻・カレンダー・温度と湿度が一度に分かる電波時計です。
現在の室内環境が「快適」「インフルエンザ注意」「熱中症注意」「乾燥」の4つのいずれかに当てはまる時はマークで表示して教えてくれます。
こちらも、室内環境をマークで表示し、もし注意報が点灯したらブザーを鳴らしてお知らせしてくれる機能がついた電波時計です。
大きめの文字で見やすく、置き・壁掛けいずれも使えます。
自動で時刻を修正、目覚まし機能もついているので、寝室に1つあれば幅広く役立ちそうですね。
出産祝いやご長寿祝いなどシニア世代へのプレゼントにも
環境目安表示機能がメインの時計付き温度湿度計も出産祝いにも最適です。
MAG(マグ) ワイヤレス温度湿度計 ダブルエアー TH-110
「親機の設置場所」と「子機の設置場所」それぞれの温度湿度を確認できます。
屋内で利用する場合は親機はリビングに、脱衣所に設置するなど、心配だけど頻繁に確認しに行くのが大変な場所に子機を設置すると便利です。
子機はIPX2の生活防水性能をもつので、ベランダや庭など屋外に設置して外気温差を知るときにも便利です。
寝室など離れた場所で眠っていても、リビングにいながら室内環境をチェックでき、インフルエンザや熱中症から赤ちゃんを守ります。
また、高齢になると、しだいに気温・室温の変化を体感するのに時間がかかるようになることが分かっています。一目で室内環境が分かる時計があると安心ですね。
敬老の日や古希・喜寿など長寿祝いのギフトにも、環境目安表示付きの電波時計や温度湿度計を贈ってはいかがでしょうか。
おわりに
今回は、年間を通じて家族の健康をサポートする、「環境表示機能付き電波時計」や「環境表示機能付き温湿度計」を紹介しました。
ぜひ活用して、一年中、より快適で健康によい環境をキープして下さいね。
参考:
厚生労働省「インフルエンザQ&A」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
環境省 熱中症予防情報サイト「暑さ指数(WBGT)とは?」
http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php
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